小説はどのように書かれるか

 
 
小説を書くときにね、人それぞれのやり方ってやつがあるんだと思うんですよ。私にもあるんだと思うし。効率的なやり方っていうのもあるんでしょう、きっと。
だから割と私は他人がどのように書いているかっていうことが気になったりする。と、いうことは私がどうしているかっていうのを知りたい人もいるってことじゃない?

そもそも、私はどのように小説を書いているんだろう? 非効率極まりない方法だということは確かなんだけれど。
書き出してみようか。

1 こんなのが書きたいなーと考えてみる。

 たいていはキャラとか、台詞とか、衣装とかそういうところからスタートです。
 ちょっと想像をたくましくして場面を想像してみたりもします。あと、いきなりラフスケッチっぽく文章を書いたりすることもありますかね。

2 イメージを膨らませて、理屈をつける

 場面の言動から、登場人物の立場とか、住んでいる国、世界、風習、生育歴、そういったものを必要そうな分というか思いついた分だけまとめてみます。絵を描いてみたり、ラフスケッチの文章を書いてみたり、地図考えてみたり、キャラクタのイメージワークのために詩をつくってみたりします。

3 とりあえず書いてみる

 ラフスケッチ風ではありますが、とりあえず書いてみたりします。大抵その場合、話の頭から順番にやるので、最初のほうは8割がた決定稿みたいな感じだったりすることもあります。

4 話の流れを考える

 最終的な目的地を決めます、と言いたいところですが、まあほとんど決まりません。ここに問題があるような気がするんですが。こうなるんじゃないかな、という予想をします。この時に作るメモが多分プロットというやつにいちばん近いような気がします。当然まとまってないし、最後までできてません;

5 書けるところまで書く

 文字通り続きが書けないようというところまで書きます。ええ。

6 解決策をひねり出して、直す

 や、だってそれ以外どうしようもないじゃないですか? ほんとに計画性ないですね……。



これって、やり方も何も、単に泥縄式っていうだけなんでは。うーん。ダメですかね。そうですか。